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執筆者の写真コスタリカ社会科学研究所

新年のご挨拶

 あけましておめでとうございます…と言うのが憚られる2024年のスタートになりました。まずは石川、北陸の皆様にお見舞い申し上げます。


 弊所代表理事・足立は1995年に起きた阪神・淡路大震災の発災時、関西に住んでいました。多くの友人・知人が被災し、直接的な交友範囲での死者は出なかったものの、大切な方を亡くした人たちを見てきました。

 同時に、被災直後から前を向き、皆で力を寄せ集めて力強く生きていく友人・知人たちの姿も見てきました。私自身も被災直後からバックパックに支援物資を詰めて被災地を歩き、地球の力の壮絶さと、そこから立ち上がる人間の力強さを身をもって体感しました。


 地球の豊かさは人類に限りない恵みをもたらしてくれますが、同時にこのような厳しい一面も持ちあわせていることは、現在私たちが直面しているとおりです。ですが、人類は他の生物と違って、その自然の厳しさに対して理性と知性で集団(=社会)的に対処することができる能力を持っています。


 その具体的な対処方法の研究は自然科学の範疇ですが、その方法論を社会の中でいかに適用するかを考えるのが社会科学の仕事です。弊所はその分野での貢献をすべく、今年一年も邁進してまいります。


 そもそも、弊所の中心的な社会科学的問いは「善き人とはどういう人か」「善き社会とはどういう社会か」ということです。それを、コスタリカ人/コスタリカ社会という実例を通じて研究し、その成果を社会に還元するのが弊所のミッションです。今年も引き続き、コスタリカの例を参照しながらそのテーマを掘り下げていきます。


 本年も皆様のご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。


一般社団法人コスタリカ社会科学研究所

代表理事

足立力也

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