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執筆者の写真コスタリカ社会科学研究所

「ゼロからはじめる平和学講座」4月開講!

更新日:2022年7月8日



 昨今の国際情勢によって、にわかに注目を集める平和学と紛争解決学、そしてトランセンド法。平和学とは、文字通り平和を科学的に考える学問ですが、一般には馴染みが薄いかもしれません。そこで、(一社)コスタリカ社会科学研究所はこのたび、「平和学ってなに?」という方からピースワーカーを目指す方まで、幅広く一般を対象とした平和学講座を開設いたします。  そもそも平和ってなに?という初歩的な問いからはじめ、実際に紛争を解決する方法論を身につけるところまで到達できるプログラムです。  講師は、国公立大学などでも平和学や国際関係学を教える当研究所代表理事・足立力也が務めます。  主な内容は以下の通りです。

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4/11(月)第1講:自分の内にひそむ平和の力を探る

4/25(月)第2講:平和とは何か?

5/9(月)第3講:平和の反対って何? ~「暴力」を考える~

5/23(月)第4講:ものごとの本質と価値観 ~Let’s テツガク!~

6/13(月)第5講:自由と権利と平和

6/27(月)第6講:軍隊とは何か

7/11(月)第7講:平和と環境

7/25(月)第8講:「平和文化」と「暴力文化」

8/8(月)第9講:「平和経済」と「暴力経済」

8/22(月)第10 講:「平和ジャーナリズム」と「暴力ジャーナリズム」

9/12(月)第11 講:紛争解決ワークショップ(基礎編)

9/26(月)第12 講:紛争解決ワークショップ(応用編)

※内容は前後・変更することがあります。 ーーー


■開催方法:オンライン(zoom) ※双方向のやり取りが発生するため、顔出しをお願いします。 ■時間:毎月第2・第4月曜日 20:00〜21:30 ■受講料:全回通し30,000円/1回3,000円      当研究所サポーターの場合、全回通し24,000円、1回2,000円

※見逃し配信あります!

ただし動画のアップロードに多少のお時間を頂戴いたします。 ■受講資格:特にありません。 ■想定するレベル:中学校一年生以上

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具体的に、各講がどんな話になるのか、簡単に説明します。

・第1講:自分の内にひそむ平和の力を探る  誰しも、暴力性と平和性を自分の内側に秘めています。第1講では、自分の心のうちを振り返り、掘り下げてみて、自分の中に平和の種がどこにどんな形であるかを確認してみます。それが、あなたの平和力のおおもとになるからです。 ・第2講:平和とは何か?  ひとくちに「平和」と言っても、その言葉を使う人や文脈で意味が全然違うことに気がついているでしょうか。ここでは、「平和」という言葉が表す概念の本質を、科学的に掘り下げていき、定義を試みます。 ・第3講:暴力とは何か?  平和を妨げるもの。平和の反対側に位置するもの。それを暴力とするなら、それは具体的にどんなもので、どんな力なのか?その本質を、科学的に考えてみます。 ・第4講:ものごとの本質と価値観  ここまで、「平和」と「暴力」の「本質」に迫ってきましたが、ところで「本質」ってなんでしょうか?実はその問いこそ、あらゆる物事を考える前にしておかなければならない作業です。ここでは一旦その作業、つまり哲学を簡単におさらいします。 ・第5講:自由と権利と平和  現代社会で考えられている「平和」という概念は、近代社会の発展とともに成長してきました。そのため、近代社会の礎である自由や人権などの概念とは切り離せません。ここでは、私たちの社会の基礎である自由と権利について、やはりそもそも論を考えます。 ・第6講:軍隊とは何か  特に日本においては、「軍隊」という言葉と概念はやっかいな存在です。自衛隊が軍隊かどうかということすら、共通意識がないのが現状です。そこで、ここでもそもそも論です。「軍隊」の本質とはなんなのか。それが分かれば、軍隊にまつわるさまざまな疑問が解けてきます。 ・第7講:平和と環境  21世紀においては、平和は環境問題と切り離して考えることができません。戦争は最大の環境破壊ですし、環境破壊によって人びとの平和は直接的に脅かされます。また、自然環境が豊かになることで人びとの平和も増進します。ここでは、環境という観点から平和にアプローチします。 ・第8講:平和文化と暴力文化  平和学の権威であるヨハン・ガルトゥング博士は、人びとや社会の「深層文化」に平和や暴力の傾向を見てとれると主張しました。これが分かれば、普段見過ごしている身の回りにある暴力性や平和性について、意識的に気づくことができるようになります。その深層文化とはどのようなものか、具体的に考えてみます。 ・第9講:平和経済と暴力経済  経済は人が社会生活を営む基盤です。そのため、本質的に平和の要素を含むと同時に、暴力性を伴うことも多くあります。どのような経済が平和をより増進し、どのような経済が暴力を生むのか、ここで整理します。 ・第10講:平和ジャーナリズムと暴力ジャーナリズム  日々の報道に私たちは大きく影響されます。暴力を増幅する報道もあれば、平和をつくる報道もあります。私たちはどのように報道に接すればより平和に近づけるのか、ここでは考えます。 ・第11講:紛争解決ワークショップ(基礎編)  平和学という学問領域の中に、紛争解決学という一分野があります。その中でも、ヨハン・ガルトゥング博士が考案した「トランセンド法」は、暴力的な争いの構図を平和構築の構図に転換するという画期的なものです。では、それがどうやったら実現できるのか。まずは理論から学んでいきます。 ・第12講:紛争解決ワークショップ(応用編)  第11講で学んだトランセンド法の基礎をもとに、実際に世の中で起こっている、もしくは自分自身が関わっている紛争を平和的に解決する手段を考えていきます。トランセンド法を使いこなせるようになれば、あなたもピースワーカーの仲間入りです。

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4月から月2回、90分×12回の半年コース。質的にも量的にも、大学の2単位の授業とほぼ同じボリュームです。 受講料も大学の授業料をベースにして算出しています。


■使用するテキスト: 「平和ってなんだろう 『軍隊をすてた国』コスタリカから考える」(足立力也、岩波ジュニア新書、2009年) 「平和的手段による紛争の転換【超越法】」(ヨハン・ガルトゥング、平和文化、2000年) その他、別途推薦図書は適宜お知らせします。


■受講料振込先:  福岡銀行  博多駅前支店  (普)  3423080  一般社団法人コスタリカ社会科学研究所


■お申し込み: 以下のフォーム https://forms.office.com/r/6E4AXrCa5e からお申し込みください。

折り返しご連絡いたします。

参加意思の確認後、受講料の払込を経て正式に受講手続きが終了いたします。

■お問い合せ: 本サイトのお問い合わせフォームからお願いいたします。

皆様のご参加をお待ちいたしております。

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