紛争を平和に転換する「トランセンド法」

紛争を理解するために、紛争解決学ではこのようなチャートを使います。

 A、Bが紛争当事者である「アクター」です。それぞれの軸が目標の方向性と達成度合いを表しています。数学的に考えると、これはx軸、y軸にあたり、決して交わることがありません。つまり、「A、B同時に達成できない目標」を表しています。

  • 図の①は「Aの目標が100%達成されること=Bの目標がまったく達成されないこと」=「Aの勝ち、Bの負け」を表します。
  • 同様に、②は「Bの勝ち、Aの負け」を表します。
  • ③はA、Bともに目標の達成を諦める「撤退」を表します。
  • ④はA、Bともに目標の半分を達成することで我慢する「妥協」点です。
  • ⑤は、A、Bともにもともと目標としていたのと同程度の満足度を得られる超越的な点=「トランセンド・ポイント」を表します。

 紛争解決学においては、アクターAとBの紛争において、理想として⑤の解決策がないか考えます。

 しかし、必ずしもそういった理想的な解決策があるとは限りません。場合によっては妥協が最善策の時もありますし、最悪どちらも目標達成を諦めるのがもっとも角が立たないこともあります。よって、現実的なアプローチとしては、紫の楕円内の中で、より⑤に近い解決策を探っていくことになります。

 足立力也が提供する「ピースワークプログラム」や「紛争解決ワークショップ」は、このトランセンド法の習熟によって、組織、団体、企業などのあらゆる問題を平和的に解決できる人材を育てるものです。

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